イチゴ大福を食べたら歯が割れた話4・血圧との闘い編

「麻酔するけど血圧は大丈夫だよね?」
と、先生に聞かれて私は戸惑った。

閉経してからというもの健康診断での血圧は少し高めだ。
とは言え高くても130~140くらいなのでまあ大丈夫かなと思っていたが全然大丈夫ではなかった。

「ちょっと高めかも」

そう答えると先生の眉間にしわが寄った。

「血圧が高かったら治療できないよ」

え?そうなの?
不安の気持ちが高まってくる。

今思えば歯は痛いわ、不安を煽ってくるわでこれで血圧が上がらない方がおかしいのだが
当時の私にはそんなことに気づく余裕もなくドキドキしながら血圧を測られる。
もう、ドキドキしてる段階であかんやん。

はい、上が150。
ええええええ?こんな血圧見た事ないよ?
いつも高くても140だったよ?何回か計ったら130だよ?

「高いですねぇ。はい、もう一度測って。このまま高いと治療できないよ?」

だから何度も不安を煽ってくるのやめてってば~
ほら、170なんて初めて見るような血圧になったじゃないの。

だが先生はますます煽る。

「血圧の治療してます?」

「いえ…健康診断ではこんなに血圧高くないので…」

「こんなに血圧髙かったら治療しないとダメですよ!」

割とキツめに詰められる。
そんな事言われてもこんなに血圧が高いの初めてなんだってば。

測るたびに色々言われるので、私の血圧は下がる気配を見せない。
もう泣きそうである。

「しばらくそのまま休んでてください。あとでまた血圧測りますから。」

診察台の上に一人取り残される。

こんな気持ちで血圧が下がる気が全くしなかった。
20分後くらいに歯科衛生士さんが血圧を測りに来る。

155…。

歯科衛生士さんが先生に伝えに行くと戻ってきた先生が
「まあ、この位なら麻酔打ちますけどね。次回は血圧何とかしてくださいね。」
などと無茶なことを言う。

なんとかと言われても普段はこんなに上がらないんだってば(泣

麻酔をかけて歯に穴をあけ、そこを消毒?した後、何かを詰められてる感じ。
先生は治療しながらも血圧の話を延々と続ける。

「僕も血圧高いけど、山歩きしてたら120台をキープできてるから!
あなたも歩きなさい!」

「歩くだけで下がります?」

「もちろん降圧剤も飲んでますよ!」

薬飲んでるんかーいと突っ込みを入れる元気もなく口の中をぐりぐりと
される私。

「歯に穴をあけて薬を詰めてガーゼも詰めてます。
明日になったらガーゼは取ってください。」。

「それって穴が開きっぱなしって事ですか?」

「そうです。とりあえずそのまま様子を見るのでそっち側では物を食べないように。
なんとか歯を残したいからその状態で歯が固定できれば詰め物を入れます。
一週間後にまた来てください。それまでに痛いようなら連絡してください。
じゃ、お大事に。」

歯を残そうと頑張ってくれてるのか。良い先生だ。
でも血圧の事をめちゃめちゃ言われるのがなあ…。

色々意見はあるだろうが私は血圧は薬で下げたくない派なので
なんとか次までに血圧を下げようと努力することにしたのだった。

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